大鉢商品は複数の株を組み合わせて仕立てます

一般的にアンスリウムの大鉢(7号 -直径21cm- 以上の大きさのもの)は、6号サイズの株を複数使って仕立てます。

写真は8号鉢で、当園では大株を2つ使います。
オーダーをいただいてから出荷直前に仕立てる場合もあれば、出荷仕事が落ち着く冬期にまとめて植え込んで、春先にぼちぼち出荷する場合もあり、そこは生産者の方針によって様々です。

観葉植物業界の大鉢のアタリマエ

観葉植物業界では、「どの方角から見ても花が見えるように仕立てる」のが一般常識です。
こちらの写真は同じ鉢植えを3方向から撮影したものです。
この仕立てだと、どの方角からも花が見えますね。
例えばロビーの真ん中にこの鉢を置いても、どの方角からもお客様に楽しんでもらえます。
ただ、どの方角からも花が見える反面、どの方角にも花の後ろが見えてしまう問題が出てきます。

湖東フラワーが作る大鉢商品のこだわり

当園では、1方向に向きを揃えて仕立てることを基本姿勢としています。
鉢に花の無い「背面」ができますが、当園にとって大鉢商品は「花の集合写真」であり、ひとつの方向からすべての花が見えることが大事だと考えています。

ちなみに左が当園の寄植えで、右が他園の寄植えです。
同じサイズの鉢、同じ輪数の花がついたものを並べています。

同じ鉢を後ろから見た写真。
当園には明確な「背面」が存在し、花がほとんど見えません。
一報他園ではどの方角からも花が見えていることがわかります。

どちらが正しいといったことはなく、あくまで好みの問題です。
当園の寄植えは、集合写真型の仕立て方でたくさんのお客様にご愛用いただいています。