アンスリウムで一般的に使われている土の組成

アンスリウムは、比較的水はけの良い素材をミックスして作られます。
「ピートモス(苔類等の植物が堆積してできた泥炭を乾燥し、細かく砕いたもの)」や
「ヤシガラ(ココヤシの皮を乾燥し、細かく砕いたもの)」

がベースになることが多いです。
これらにパーライト等の鉱石や燻炭等を混ぜて水はけを良くしたものが使われます。
なので、水はけの悪い土はアンスリウムには向きません。

ホームセンター等で売られている「観葉植物用の土」は要確認

アンスリウムは観葉植物に分類されますが、比較的乾燥には弱い植物です。
ホームセンターで売られている観葉植物用の土は様々なタイプが用意されています。
上述のようなピートモスをベースとした土であれば使用可能です。
観葉植物用の土であれば何でもOKでは無いので、配合されている素材をご確認ください。

アンスリウムで使う肥料

一般的に肥料は「即効性」と「緩効性」に分かれます。
水を与えると一気に溶け出しすぐに効き目が出るのが即効性。
じわじわと時間をかけて効き出すのが緩効性です。

アンスリウムは生育に時間がかかる植物なので、肥料の吸収もゆっくりです。
即効性の肥料だけだと、根から吸収される前に鉢から流れ出してしまう可能性が髙いです。
さらに、土の中で肥料成分過多状態になり、根が肥料焼けを起こす恐れもあります。
なので、緩効性の固形肥料(コーティング肥料)を土に混ぜるのがおすすめです。
ホームセンターだと「マグアンプ」等が有名です。

「ハイポネックス」等の液体肥料も即効性です。
液肥は希釈して使うことが多く、比較的肥料の成分は薄めです。
液肥だけだと効き目が途切れる恐れがあるので、コーティング肥料をベースに液肥で補完する形がベターです。

当園で使用している肥料入りの土をお譲りします

最近「そちらで使っている土を分けてもらえませんか?」という問い合わせが多数寄せられています。
土や肥料を自分で買ってきて、自身で調製するのはかなり面倒ですよね?
混合比率も作り手によって変わりますし、余った土の置き場にも困ります。

そのような方向けに、当園で使用している土をお譲りしています。

当園の土は、「ピートモス」と「ヤシガラ」がベースになっています。
そこに燻炭と約1年分の肥料を混ぜています。
手元に届いたらそのまま水を足して使っていただけます。

ご興味のある方はこちらか、問い合わせページからお問い合わせください。