冬の時期に、アンスリウムの葉が端から枯れ、葉全体に広がってきた…

  s__20693015

【症状】
冬期によくいただくご質問です。

一部の葉が、端から枯れ始め、葉全体に広がっていくような症状です。
この症状は、葉に低温障害(凍傷)が起きたことで見られます。

アンスリウムは熱帯性の植物なので寒さに弱く、10℃を切る環境に置かれると凍傷を起こし始めます。
12月頃に、1日だけ気温がグッと下がる日があると、その数日後に見られることが多いです。

また、低温環境に放ったらかしにされたアンスリウムは、株全体に上記症状が広がります。
葉の色は褪せ、株が縮んだような見た目になります。

【対策】
まずは暖かい部屋にアンスリウムを移動させ、シミが広がるかどうか様子見をしてください。
症状が広がらないようであれば、株はまだ生きております。
元気の無くなった葉は切除していただき、暖かい部屋で育ててください。

枯れが株全体に広がっている場合、一度株元を手で掴んで鉢から抜き、根の状態をお確かめください。
元気な株は根が白いのですが、凍傷によるダメージが深刻な株は根が茶色く変色し、腐り始めているケースがほとんどです。
白い根が残っている場合は復活する可能性がありますので、水を控えめにしつつ、暖かい環境で様子見をしてください。
根全体が茶色くなり土がボロボロと落ちるようであれば、もう手遅れの状態です。
新しいアンスリウムをお求めください。

【参考】元気な根の状態と、根が傷んでいる状態
S__14024706 S__14024707
左が元気な根の状態、右が根が傷んでいる状態です。

元気な根は全体的に色が白く、細かい毛(繊毛)が生え、先端部は黄色です。
養水分を吸うべく、しきりに根を伸ばしているさまが伺えます。

一方傷んでいる根は茶色く変色し、腐ってしまっています。
凍傷や水のやり過ぎ、肥料のやり過ぎが原因です。
こうなると根本来の役割は果たさず、土もボロボロと落ちてしまいます。