大事に育てようと水やりをやってたら、枯れちゃったんだけど…

アンスリウムを初めて家に置かれた方から送られてきた写真です。
「大事に育てようと思って水やりをまめにしてたんだけど…」 とのこと。
結局水やりのし過ぎだと判明しましたが、この声をお持ちの方は他にもおられるのではないでしょうか?
そこで、水やりのヒントをこちらのページで解説していきます。

【注意】
 本ページのやり方は「愛んすうむ」に向けたものです。

 アンスリウムは作り方によって管理方法がかなり異なります。
 アンスリウムなら何でもこのやり方で良い!というわけではありません。

 その点ご了承ください。

アンスリウムの前知識

アンスリウムは他の植物と異なり、以下のポイントを押さえる必要があります。

①水やりは「思い出した時にたっぷりやる」くらいの頻度で良い
 アンスリウムはジャングルの木々に「気根」という根を伸ばし、絡ませることで自身を支えています。
 そのため、元々水が豊富な場所に生息していません。
 水が多少無くてもすぐには枯れないので、「あ、水やり忘れてた!」くらいのタイミングでOKです。

②直射日光はNG!でもある程度の明るさは必要
 アンスリウムは半陰性植物で、明るすぎる場所は好みません。
 家の外や窓際の日差しガンガンの場所はNGです。
 とはいえ、植物ですから光が無いと花が咲きません。
 玄関や廊下ではなく、窓際のレースカーテン越しがオススメです。

水やりのヒント

今回シエラの6寸鉢を使って解説していきます。

光環境は約9,060luxの照度、温度環境は最高/最低が32/22℃くらいです。
曇りの日の午前中の外の明るさだと思ってください。
ご自宅だと、日中の窓際のレースカーテン越しで近い明るさになります。

鉢中の土の色はこんな感じです。
土の色は、水をしっかり含んで黒くなっています。
乾きを確認する時は、指を第二関節あたりまで土に挿し、指先についた土の有無で判断すれば良いです。
土がついた:まだ湿っている
土がつかない:乾いてきたので、そろそろ水やり時

4日後の土の様子。

徐々に土の表面が乾いてきました。
根の張り具合によっては、鉢全体が乾き始めるところです。
土に指を挿してみて、中まで土が乾いているようであれば水を与えてください。

中容器の縁スレスレまで水をやります。

これを2回くらい繰り返すと、土がかなりの水を含んでくれます。
ちなみに、この鉢だと水やり前後で500gくらい重さが変わります。
それくらいたっぷりやってあげて良いということですね!
鉢の底から水が垂れてくるので、水やりの場所や受け皿に注意してください。

なお、今回は当園のハウスにある隔離スペースで管理しました。
夏場かつ比較的アンスに好適な当園環境でも、6日は間を空けて水やりをしています。
ご自宅なら10日以上は水やりをしなくて良いくらいです。
とはいえ、日数にかかわらず土の乾き具合を見て水やりを行うことは必要です。

水不足と水のやり過ぎで葉・花の枯れ方は異なる

【水不足の場合、黄色く枯れる】

水やりを忘れてしまったりして土がカラカラになると、品種によっては葉が黄変して枯れていきます。
葉の黄変は、古い葉(下位の葉)から順番に枯れていきます。

【水のやり過ぎの場合、葉が茶色く枯れる】

水やりすぎによる根腐れが原因で枯れる場合、葉や花は茶色くなって枯れていきます。
一部が茶色くなって、そこから葉全体に広がる感じです。


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